本当にいいカウンセラーとは

恥ずかしながら、夫婦問題がこじれにこじれて離婚に至ってしまいました。

妻が子供(2歳の男の子)を連れて出て行ってから

私の精神状態は最悪で、会社に行くのも辛くなり、

「このままでは、家族だけでなく、仕事まで失ってしまうのだろうか?

もうどうでもいいか…」という投げやりな気持ちで

何となく電話カウンセリングを申し込んでみました。

そのサイトは、カウンセラーさんのプロフィールを確認して、

気に入れば直接電話をかけることが出来るシステムでした。

少し年上の人に、愚痴でも聞いてもらえればいいかなという気持ちでしたが

いざ電話する時はかなり緊張しました。

受話器から聞こえてきたのは、少し小さめの、落ち着いたきれいな声でした。

その瞬間から、不覚にも涙腺が緩みはじめて、駄々をこねるようにカウンセラーさんに話をぶつけました。

しばらくは、淡々と聞いていて下さいました。

「もう、自分なんて、どうなってもいいんです」と言うと

「でも、こうしてわざわざお電話してくださったのですよね。」

と言われ、ハッとしました。

まだ自分が、どこかで救いを求めていることに気づいたのです。

誰にもこぼせない、愚痴や悩みを受け止めてくれるだけでもうれしかったのですが、

子供に会えない切なさや、ひとりになってしまった絶望感を共有してくださったことで

だいぶ頭が冷えて正常に考えられるようになりました。

すると、不思議なもので、今の苦しい状況から抜け出す方法が

次々に頭に浮かんでくるのです。

子供と将来、胸を張って会えるようなお父さんになろう。

そのためには仕事もがんばれる。

気が付くとネガティブな考えはほとんどポジティブに変わっていました。

「ありがとうございます」というと、カウンセラーさんは

「私は、あなたのお話をお聞きしていただけです。あなたがすべてご自分で解決されたのですよ」

と言って下さいました。

考えてみれば、アドバイス的な言葉は一度も聞きませんでしたが

やはり、そのカウンセラーさんと話したからこそ、自分の中のぐちゃぐちゃしていた悩みがほどけて

心が軽くなったのだと思います。

「また、お願いします」と最後に言うと

「苦しくなったらいつでもどうぞ。でも出来ればリピーターさんにはなって欲しくないですね」と苦笑され

私も一緒に笑ってしまいました。

本当に、感謝しています。